スーパーで野菜を買うときに、夫婦ともにまず選ぶのは「ブロッコリースプラウト」。ピリッとした辛味の「スルフォラファン」が話題の、スプラウトの魅力を今日は解説。
何がそんなにすごいの?「スプラウト」
豆から作ったスプラウトがもやし。
アメリカでメジャーなのがアルファルファスプラウト。
美容に花粉症にデトックスに大人気なのがブロッコリースプラウト。
どれも言ってしまえば「芽」です。
豆やブロッコリーの種やアルファルファの種からでた「芽」。
すごい秘密は芽が出て伸びる「発芽」にあり。
芽が出てどんどん伸びていく、
植物の一番先の所、
この「成長する部分」に
生命力が溢れています。
ぐんぐん伸びるエネルギー。
種に蓄えられていたデンプンはすぐに使える「糖」に、
タンパク質は「アミノ酸」に、
脂肪は「遊離脂肪酸」に、
生き物がすぐに使えるエネルギーに「変換」されています。
このエネルギーを使って芽はどんどん伸びていきます。
この「芽」を食べると、
伸びるエネルギーもらえます。
また、
成長する部分で栄養を分解するときに使われる、
「酵素」がたっぷり入っているので、
その酵素を食べた人や犬が利用できるのです。
つまり、
芽が出て伸びてイケイケのエネルギーと
たっぷりの酵素を、
食べてそのままもらってしまうのが、
スプラウトの人気の秘密。
しかも、
アレルギーのもととなるタンパク質が、
既に分解されてアミノ酸になっているので、
穀物や豆にアレルギーがあっても、
もやしやスプラウトは大丈夫だったりします。
驚きです。
人も犬も、野菜に悩んだらまずスプラウトを。
春から夏はスプラウト
芽が伸びるエネルギーが、
5月病のような、
「気分がモンモン」に効きます。
フラストレーションやいらいら、
なんだかムネが苦しい、
お腹が張る、
そんな変化の激しいこれからの季節にぴったりなのがスプラウト。
成長するエネルギーが、
モヤモヤを吹き飛ばします。
ちなみにスプラウトやもやしの種類によって、
微妙に「食薬」としての作用は違います。
アルファルファスプラウト:
消化を助けて、体から湿気を追い出す。
ブロッコリースプラウト:
消化を助けて、腸を潤す、デトックスに抗癌作用。
特にスルフォラファンが大切な成分。
スルフォラファンについて 村上農園さんより
http://www.murakamifarm.com/about/functional/sulforaphane/
緑豆もやし:
体の炎症を取る、栄養分を補いデトックス。
子供や妊婦さんでも安心して食べられる食材です。
犬での一日の目安は、
体重5kgで大さじ1−2杯くらい。
犬は噛まないので細かく刻むか、
他の食材と一緒にミキサーにかけましょう。
人は3日に一度のスプラウトが目標ライン。
スプラウトは「冷やす」野菜
スプラウトは冷やす作用が強いので、
冷え性、お腹がが弱い場合は、
蒸すか煮てから使います。
逆に暑がり、体力がある、腫れがあって熱を持っている場合には、
生でじゃんじゃか使います。
その「冷やす・熱を取る」性質を利用して、
発熱、関節炎、のどの痛み、
膀胱結石、胃腸の潰瘍などに、
薬膳では使用されます。
食べる消炎剤。
冬の野菜源にスプラウト
ブロッコリースプラウトなら、
ブロッコリーに含まれる栄養も、
ニンジンに代表されるカロチンも、
全て入ってオール・イン。
野菜選びに悩んだら、
「とりあえずスプラウト」。
カゴに一つ入れてみましょう。
特に冬場のような野菜の種類が少ない季節、
貴重なビタミン・ミネラル源になります。
「冷やす性質」を消すために、
寒い季節は軽く加熱しましょう。
まとめ
・芽が出て伸びる成長のパワーがスプラウトの秘密
・酵素もたっぷり消化を助ける
・デトックス、抗癌作用はスルフォラファン
・体を冷やすので、寒いのが苦手なら軽く加熱
・人も犬も野菜に悩んだら、まずはスプラウト
我が家は味噌汁を飲む直前にスプラウトをお椀へドボン。
料理の横にもスプラウトをドンッ。
サラダの上にもスプラウトをドサッ。
スプラウトが売り切れの日はションボリ。
追伸:
繁忙期に入りブログの更新頻度が落ちますが頑張りますm(__)m
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