窓から見える瀬戸内の島から朝日が登るのを見ると、
ふと手を合わせてしまうことがあります。
その後ふと湧いた疑問。
「手を合わせるとなぜ気持ちが落ち着くのか?」
医療を施す者、まったく神様や仏様とは無縁です。
信仰も信心深さもありません。
が、手を合わせると落ち着きます。
・・・。熟考。
「動物行動学の先生が、四足の動物は地に4本足がついていないと落ち着いかないように出来ている。」
とおっしゃっていたような気がします。
人間は両手がぶらぶら。
これを合わせると地面に着いたような錯覚で落ち着くのか?
じゃあ床に手をついても、
机に両手をついてよさそうですが、
落ち着きません・・・。
「体温」が大切?
カップルが手をつなぐと落ち着きます。
赤ちゃんがお母さんに抱かれると落ち着きます。
手の平と指は人間の体の中でもとても感覚が鋭敏な所。
脳との関係はかなり密接でしょう。
これは良い感じ。
鍼治療なんかをしていると、「気の流れ」という感覚をすごく大切にします。
ぶらぶらした手は手先まで気が行って戻る。
それが両手を合わせると気がぐるぐる回るから?
ちょっとわかりにくくなったなあ(汗
ヨガや座禅、瞑想。
様々なシチュエーションで「手を合わせる」ポーズと、
気持ちを落ち着かせることがつながっています。
やはり信仰抜きでこのポーズに何かある。
どこかに手を合わせる行為を科学的に明確にした資料は無いかな。