突然ですが卵かけご飯は好きですか?犬もフードにうずらの卵をかけてあげると、ドッグフードに足りない栄養が補えます。今回は卵かけごはんのススメ。
ワンコの卵かけごはん
私が犬にウズラの卵をすすめている理由はは、海外の犬の手作りゴハンの本の中で、「手作りが無理ならドッグフードに足すと良い食材」という項目を見つけてからです。
10〜15kgの犬
すりおろしニンジン 大さじ 3杯
スプラウト 大さじ3杯
生卵 1日から2日で1個
海藻の粉 小さじ1杯
“Fresh Food & Ancient Wisdom preparing health & balanced meals for your dogs”
著 Ihor John Bask DVM,CVA 出版 Makana Kai Publishing
このトッピングでドッグフードに足りない栄養バランスを補えますよ!というんですね。
実際には、野菜をすりおろすのが面倒、スプラウトが売ってないし辛味があって犬が喜ばない、日本では3−5kgの小型犬が多い・・・ということで、
ウズラの卵を毎日1個、ドライフードにかけるところから始めましょう
そこを犬のトッピング生活の第一歩としてオススメしています。
小さくても栄養たっぷりウズラの卵
・皮膚や毛を元気にするビタミンB1、B2は鶏卵の二倍
・貧血予防の鉄分は鶏卵の1,7倍、葉酸は2倍
・ビタミンAは卵やうなぎの2倍
栄養がギュッとつまってます。
毛の材料はケラチンというタンパク質。タンパクたっぷり、ビタミンBたっぷりのウズラの卵は、さらさらフワフワの源です。
有精卵を温めれば「ひな」になるのが卵です。生物に必要な栄養が全てそろっている「完全栄養食品」ですから、加熱せずに生で食べることで、その栄養を全てもらうことができます。
古代中国の書物でも、「高麗人参」「マムシ」そして「ウズラの卵」と言われるくらい、滋養強壮・栄養たっぷりです。
生に抵抗がある、卵の白身に含まれるアビジンが、皮膚に必要なビタミンのビオチンの吸収を邪魔するとネットに書いているのでこわい・・・という方は「半熟ウズラ卵」にしてみましょう。
・うずらの卵を常温に戻す
・沸騰したお湯にウズラの卵をそっと入れる
・2分半から3分茹でる
・お湯からあげたら氷水で「急速冷却」
茹でることで皆さんの怖がる「アビジン」が機能しなくなります。白身に入っているアビジンがくっつくことの出来る量以上に、黄身にはビオチンが豊富に含まれているので、生で食べることをあまり気にする必要は無いのですが。
「卵の白身だけ食べる」ことが問題を引き起こします。
老化・足腰の強化にウズラの卵
ウズラの卵の薬膳の作用としては、
「腎を補い骨を強くする、足腰のだるさ、腰痛・膝の痛みなど」
(http://honzou.jp/wordpress/食薬/補益類/滋陰類/うずらのたまご)
薬膳で著名な辰見洋先生のサイトより引用させていただきました。
高齢のワンちゃんにぴったりです。椎間板ヘルニアを起こしたワンちゃんにも、このウズラの卵のトッピングをおすすめしています。
アレルギーが出にくいウズラの卵
卵のアレルギーの原因は白身に含まれる「オボムコイド」というタンパク質です。ウズラの卵は鶏卵とこのタンパクの構造が違うので、アレルギーが出にくいです。
逆にアレルギーの症状が改善するケースも人ではあるようです。
http://www.ovogenics.eu/en/page/history.html
60年前から研究されています。大人で70%、子供で85%アレルギーの症状が改善されましたよ、というフランスの研究から、現代のワクチン開発に鶏卵ではなくウズラの卵がいいですよという話までが書かれています。
私の推測ですが、まずウズラの卵はアレルギーが出ない。皮膚のバリアを作る栄養はたっぷり入っているので皮膚が元気になる。そのため、少々のアレルゲンが皮膚についても大丈夫になり、アレルギーの症状が改善するのかなと思ってます。
ドライフードだけではバサバサパリパリの肌、ゴワゴワの毛に、弱った足腰に
ウズラの卵
病気の予防にウズラの卵。ワンちゃんにも「卵かけご飯」がオススメです。
まとめ
・小型犬の健康にウズラの生卵を一日一個
・うずらの卵でフワフワさらさら
・足腰しゃっきりウズラの卵
・アレルギーも出にくいウズラの卵
・割りにくいときは細い方をハサみで切る(豆知識)
私はいつも中身がどこかに飛んでいきます。
人は納豆にウズラの卵を落とすと栄養バランス最強。