見極める力・感じる心

ヒゲ犬先生がつづる犬の健康ブログ

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新製品と苦笑い

朝起きると、鼻水がタラりと出てしまう季節になりました。そろそろ鼻うがいですかね。


昨日、動物薬と処方食の営業の方が動物病院にみえました。

「新製品のご案内です。」

お腹が弱く他の食事では下痢が治らない犬のための「超低脂肪」の新しいドライフードとのこと。

原材料
米、大麦、コーングルテン、家禽ミール、たんぱく加水分解物、牛脂、イヌリン、大豆油、ミネラル類(略)、ビタミン類(略)アミノ酸類(リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)

 

下痢が続いている犬のための食事ということで、贔屓目に見ればおかゆに少し鶏肉をまぜて油を最小限にした・・・というフードなのでしょうが、
どうしてもツッコミを入れたくなります。

・主なタンパク源はコーングルテン
 グルテンフリーやグレインフリーのプレミアムフードが増えてきたこのご時世に主タンパクがグルテン・・・
・肉が「家禽ミール」
 何の鳥か書いてもらえませんか・・・しかも原材料の4番目にやっと登場
・たんぱく加水分解物、タンパクの材料はなんですか・・・
・メインの脂が牛脂、血管がギトギトになりませんか・・・
・あれ?必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸を含んだ食材が入っていない・・・

今私は、「穀物に含まれるグルテンを始めとするレクチンと呼ばれる植物由来のタンパク群が、免疫や腸内環境に良くも悪くも多大な影響を与える」という内容について学んでいるところです。

獣医師向けドッグフードの新製品の内容と、近年研究が進んでいる食べ物と免疫疾患に至るメカニズムが真逆を行っています。

やっぱり処方食を取り扱うことはないだろうなと心の中でつぶやいると、

営業の方「先生の所、処方食は主に何を置いてますか?」
「うちの病院、獣医師向けの処方食は置いてないです・・・。」

苦笑いが半笑いになったとある日の午後でした。

 

前述の処方食が必要な犬を私が治療するなら、
・ボーンブロスで腸の粘膜を立て直す
・消化しやすい中鎖脂肪酸がメインの油で脂質代謝を改善
・家畜に穀物飼料を使っていない国のお肉を使った食事を試す
そんな形で治療を組み立てると思います。

明日は休診日、amazonで気になったこの本を読んでみます。

 

キチンとしたブログを書こうとするとあまりにも間が開くので、これからは日々気になったことも気楽に綴ってみようかと。