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ヒゲ犬先生がつづる犬の健康ブログ

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わんこを癒やす魔法のスープの作り方 犬のボーンブロスセミナーのご案内 あじな動物病院



今日もあじな動物病院の院長は骨を煮込んでいます、ずっと看板犬のエルガーに元気でいてほしいから。このページでは「わんこを癒やす魔法のスープ」犬のボーンブロスセミナーのご案内と、具体的な内容についてお伝えします。

セミナー動画の購入はこちらをポチッと↓

 

 

なぜ、犬にボーンブロスなのか?

 ボーンブロスは、骨を煮込んだスープです。こんなシンプルな料理に世界中の愛犬家、そして獣医師までもが注目しているのはなぜだと思いますか?

犬のコラーゲン不足が深刻だから、です。

 例えば人気のトイプードルとミニチュアダックス、保険会社の統計では歯周病が多いというデータがあります。歯茎を支えているのはコラーゲン、どちらも以前は狩猟犬として大切にされていましたが、現代の食事では獲物成分=特にタンパク質が不足し丈夫な歯茎を作ることができないと考えられます。

 一方、アレルギー性皮膚炎の多い犬種としては柴犬が挙げられます。こちらも古来は猟犬をつとめていました。皮膚のタンパク質のうち実に70%近くがコラーゲンです。主食がドッグフードに変わったことで弾力のある皮膚を作る獲物、特にコラーゲンが不足しアレルギーを始めとする皮膚のトラブルが増加したのでは、と推測されています。

 もうひとつ、治療の難しい腸のトラブルにIBDと呼ばれる病気があります。IBDを抱えた犬にコラーゲンの材料が豊富なボーンブロスを与えると、スープに溶け出したゼラチンが傷ついた腸の炎症を鎮め、腸の壁の修理を助けてくれることが近年の研究でわかってきました。裏を返すと、腸の修復に必要な材料が不足している可能性が、ここでも示されています。

 こうして、犬のトラブルとコラーゲンの不足が強く意識されるようになり、コラーゲンの材料が豊富で体に優しいボーンブロスが世界中の愛犬家から注目を集めるようになったのです。

 ドッグフードって栄養バランスが取れているんじゃないの?と感じた方がいるかもしれません。いくつかのドッグフードに含まれるアミノ酸の量を無作為に調べた研究では、コラーゲンの材料となる非必須アミノ酸の量が不足しているものがある、というデータが出ています。

犬にコラーゲンが足りないなら、コラーゲンのサプリメントをあげればいんじゃない?そんな疑問があるかもしれません。しかし、ボーンブロスとサプリメントには決定的な違いがあります。

ブロスは犬が待ちきれないほど美味しい

ひと晩煮込んだ牛すじカレー、舌の上でとろけるトロ肉チャーシュー、コラーゲンを煮込んで生まれるゼラチンは旨味(うまみ)の宝庫です。ボーンブロスもゼラチンが豊富で、骨と肉の美味しさを包み込んでいます。犬があまりに喜ぶの続けてしまい、気がついたら元気になっていた!これが、サプリには無いボーンブロスの魅力です。

 また、ボーンブロスではコラーゲンがゼラチン・アミノ酸・コラーゲンペプチドにまで分解されていて犬が消化する必要がなく、骨と骨髄から天然のビタミンとミネラルもスープに溶け込み、吸収がとてもスムーズにすすみます。弱っている犬でも無理なく栄養を摂取できるのがボーンブロスの大きなメリットです。

手作りごはんをしていれば大丈夫かなと思われた方、骨は噛み砕くと刺さるから危ない・皮は油が多くて健康に悪そうという理由で捨てていませんか?骨や皮にはコラーゲンの材料が豊富です。犬の食事に骨や皮を入れることに抵抗があるのなら、ボーンブロスを加えるとコラーゲン不足を解消できます。

ボーンブロスの特徴をまとめてみます。

・胃腸の修復を助けてくれる

・急性、慢性の炎症を緩和

・皮膚の弾力を取り戻す

・関節を修理する材料が豊富

・デトックスを助ける効果

・免疫力を強化

・とても美味しい

これだけいいことがあるんだ、犬にボーンブロスをあげない理由がないよ!」とは、犬と猫のためのボーンブロスの本を書いたアメリカの獣医さんの言葉です。特にドッグフードのデメリットを無かったことにする強力なデトックス効果、乾いた食事でカサカサの体にしみこむ潤い効果を強調しており、犬の未来への貯金になるとボーンブロスを絶賛しています。

 骨・皮・スジを含めて獲物を丸ごと食べてこそ、犬の栄養バランスは保持されます。しかし、現代の食卓に狩りの獲物が丸ごとのっている、などということはありません。

それならば、コラーゲンの材料がたっぷりのスープを作ってあげましょう、骨・皮・スジを煮込んだ美味しいボーンブロスを。

 愛犬にずっと元気でいてほしいと願う私達がなすべきは、ボーンブロスの魅力についてもっと知ることです。さあ、わんこの体に癒しが広がる魔法のスープ、ボーンブロスの世界へ足を踏み出してください。犬の笑顔と元気が、きっと待っています。

 

わんこを癒やす魔法のスープ

〜コラーゲンが犬を潤すボーンブロス、

食べない時間が修理を助ける時間栄養学〜

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セミナーの内容

犬のボーンブロスセミナーの内容を順を追ってご説明いたします。

なぜこうなった?深刻な犬のコラーゲン不足

まずセミナー冒頭では、食が豊富な現代においてコラーゲンが不足するのか、犬の食事とコラーゲンにまつわるトピックをお伝えします。

 ・犬の食事とコラーゲン〜フードとタンパクとアミノ酸

 ・コラーゲンを作る酵素が働くために必要なもの

 ・手作り食なら大丈夫?〜嫌われる骨と皮

 ・コラーゲン不足と病気

 

何が効くの? 〜魔法のスープの科学

 いまいち日本ではなじみのうすいボーンブロス。日本は米食を主体とした食文化を築いた国で、病気の回復期といえば「おかゆ」が定番です。しかし海外では、骨を煮込んだボーンブロスを病後に飲む習慣があり、病気の回復にボーンブロスが役立つことが古来より知られていたようです。そんなボーンブロスについて、なぜ効くのか?そのメカニズムについて解説していきます。

 ・ボーンブロスとは何か

 ・ボーンブロスの科学 スープに溶けている成分

  腸を癒やし炎症を抑えるゼラチン〜プルプルは正義

  アメイジングなアミノ酸 グリシンの効能

  最強デトックス成分 グルタチオンを作るアミノ酸達

 ・コラーゲンサプリとボーンブロスの違い

 ・すべては腸の修復から始まる

 

犬が喜ぶボーンブロスを作ろう

 どうせボーンブロスを作るなら、犬がおいしい喜ぶスープ、そして効果の高いスープを作りたいですよね。いよいよボーンブロスの作り方、そして美味しくするコツ、効果を高める食材やポイントついて、順を追ってお伝えしていきます。

  ・基本のボーンブロス

   酢を入れるのはなぜ?

 ・ボーンブロスをおいしくする工夫

  じっくりに煮込むのと、圧力鍋、どっちが良い?

  調理の前処理で美味しさがかわる

 ・効くボーンブロスを作るには

 ・ブロスをお供達〜野菜・スパイスetc

 ・骨の薬膳的選び方

 

食べない時間が修理を助ける-時間栄養学とは-

 ボーンブロスをごはんにかけるだけでも、ドライフードのデメリットを十分に「なかったことに」してくれます。しかし、病気の回復を助けたい、それがアレルギー疾患やIBDといった込み入った病気の場合、ボーンブロスの相棒の力を借りるとより効果が高くなります。食べない時間が元気を作る、時間栄養学の登場です。

 ・食べない時間に体の修理は行われる

   プチ断食とアンチエイジング

 ・ファスティングとボーンブロスと腸の壁

 ・ごはんを抜けないときの一工夫

   ファットファスティング

   ベジタブルファスティング

 

以上のような内容のセミナーをお伝えする予定です。(当日のセミナーの進行状況により、内容が変更・削除される場合もありますがご了承ください)

 

セミナー後も質問できます。

セミナーの日程に都合の合わない方、繰り返しセミナーを見てしっかり学習したい方も安心して申し込めるように、録画した動画が視聴できるページURLを後日申し込まれたメールアドレス宛にお届けします。
・セミナー当日は仕事があってライブで見られず、質問ができない
・他の人が見ている前では質問しにくい
・セミナーを見ている間はついていくのに必死ですぐに質問が浮かばない
そんな方のために、セミナー後もFacebookグループやメールにて質問を受ける場をご用意し、いくつかの質問にまとめてお答えするフォローアップ動画をお届けする予定です。

ちょっと内容が難しそう・・・と感じた方も、気になる内容があればぜひセミナーに飛び込んでいただけると幸いです。

 

お申し込みはこちらから

ここまでお付き合いいただき誠に有難うございました。セミナーに参加したいなと感じていただけたら、下記ボタンよりセミナー申込みページへおすすみください。

わんこを癒やす魔法のスープ

〜コラーゲンが犬を潤すボーンブロス、

食べない時間が修理を助ける時間栄養学〜

2022年11月29日(火)12:45より(約120分)

開催場所:あじな動物病院より
Zoomオンラインにて(終了)

セミナー動画の購入はこちらをポチッと↓

 

オンラインセミナーでお会いすることを楽しみにしております。

あじな動物病院 院長
中西遵
 

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あじなキッチン ボレロ・院長・エルガー

どんな人がセミナーをするかもう少し知りたいという方は、こちらのチャンネルの動画も御覧ください。

www.youtube.com

ajinavet.com