見極める力・感じる心

ヒゲ犬先生がつづる犬の健康ブログ

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犬の簡単・健康法 水にこだわりましょう

健康のために人も犬も水にこだわってみる

 

寒い冬は、「鍋」に「お茶漬け」、あるいは「スープ」。
温かいものが美味しいですね。

突然、鯛茶漬けが食べたくなりました。

 

 

さて、普段から私はあまり水を飲まないのですが、
冬になると一日水を口にしないことも多々あります。

 

では動物は?
急に寒くなると、冷たくなった水を飲む量減るためか、

尿が濃くなりこの時期は泌尿器のトラブルが増えます。

実際12月、1月と膀胱炎の来院が多いです。

 

じゃあ水をたくさん飲みなさいと言って飲んでくれるわけではないので、
工夫を考えてみましょう。
・お肉や魚を似たスープを混ぜる
・温めたミルクを混ぜる
・食事をふやかして温めて与える

 これだけでもトラブルは減りそうです。

ここでさらにワンっポイント
体の60−70%が水です。
「水自体」にこだわってみてはいかがでしょう???

 

水の画像

おすすめしているのは、
硬度30〜40以下の天然水

 

診察中にも「水」「水」言っている私ですが、
水にこだわりはじめたきっかけをお話します。

 

まだ若かりし日、北海道で診療をしているときは、
膀胱結石の猫ちゃんが来ても、
結石を溶かすゴハンをお出しして石が溶けたら、
あとは結石の予防食をお出しすれ、みな落ち着いていました。
それが千葉県で働いてみるとガラリと変化。
「結石が消えない」「すぐに石が再発」「膀胱炎を繰り返す」トラブルが続出。
同じ治療を、同じ食事を出しているのに。
「なぜ???」


私が出した結論。
北海道と千葉県では水道水の成分量が違う!!!!
まずミネラルの量、硬度について。
というのも膀胱結石の材料は、マグネシウムやカルシウムが多いんです。
マグネシウムとカルシウムの量を合わせて水の「硬度」。

北海道の石狩川系水道水の硬度 ー 30くらい
千葉県の利根川水系の硬度 ー 80−120!!!

驚いた・・・ということで水を硬度の低いミネラルウォーターに変えてもらいました。

トラブル激減

そこで結石予防の食事を作っているフードメーカーに問い合わせてみました。
食事だけじゃなく水も変えた方が良いかどうか。
「水のミネラルより食事のミネラル量の方が圧倒的に多いので、

あまり関係ないと思います(バッサリ)」
とのこと。

硬度だけじゃないんかな???
塩素の量も調べてみました
北海道 0.3mg/L
千葉県 0.6mg/L

倍!!!

 

塩素の害がこちらにまとまっています。
http://www.jyousuiki.com/contents/ensonogai.php

水道水で菌が増えないように入れるのが塩素です。
菌が死ぬくらいですから、体に良くないのは当然といえば当然。

 

尿の話になりますが、

体から余計なものを出すのが尿の役割。

そもそも飲む水に余計なものが大量に溶け込んでいたら、

出したい毒素も尿に出て行きません。

「デトックス」のためにもキレイな水を。

 

というわけで、
塩素が入っていない、
硬度も低い天然水のミネラルウォーターを、
泌尿器のトラブルがあった犬や猫にすすめております。

犬にも猫にもキレイな水で、簡単・確実・元気に健康。

もちろん人も是非。

 

ちなみに、
銘柄で味が違いますので、「グルメ」な子は水にもこだわりを見せます(笑

 

ちなみに我が家はサントリーの奥大山天然水。硬度20 

サントリー 天然水 奥大山 2L×10本

サントリー 天然水 奥大山 2L×10本