前回は腐敗菌に打ち勝った納豆菌のお話でした。
そこでふと思ったわけです。
最強・納豆菌なら歯周菌に勝てるのでは?
調べてみるとありました。
納豆菌が歯周病にも効果あり
http://tsubura-dc.com/images/photo_01b.jpg
納豆を食べるのは日本だけなので、
海外の文献を調べても納豆菌が犬の歯周菌に勝てるという論文はさすがに無し。
以前、犬用の口の善玉菌サプリメントがあるとブログに書きました。
歯周菌の居場所が無くなってくれれば良いわけですから、
わざわざサプリメントを飲まなくても、
納豆菌が口で頑張ってくれれば良いわけです。
納豆菌が抗生物質を分泌して他の菌の増殖を抑えることは実証されています。
http://j-nattokinase.org/nattokinase/natto.html
(日本ナットウキナーゼ協会)
犬の歯周菌を抑える効果も期待しても良さそうです。
さてここで考えねばならないこと。
「よく噛まない犬の口にどうやって納豆菌を行き渡らせるか?」
納豆菌を有効利用している「農業」の雑誌なんかを見ると、
納豆をミキサーにかけて利用しています。
ヨーグルトや三温糖、米のとぎ汁などと混ぜて、
しばらく発酵させて畑に撒く。
犬には無糖のヨーグルトと混ぜてミキサーにかけて与えるてみましょう
納豆菌は乳酸菌の増殖を助けるので一石二鳥(プランA)
ミキサーのお掃除が大変なら、
頑張ってひきわりひきわりひきわり納豆にしましょうか。(プランB)
ちなみに納豆とバナナと牛乳に三温糖のジュース。
きなこっぽくて美味しいらしいです。
犬もきっと喜ぶ・・・ハズ。(プランC)
本気で納豆を口に行き渡らせるなら・・・、
①納豆を自分の口の中で良く噛み、口中に納豆菌を行き渡らせる。
②ドロドロになった納豆をオオカミの「吐き戻し」のごとくワンちゃんに与える。
自分の歯周菌も犬の歯周菌も一網打尽・・・。(オペレーションX)
・・・批難のコメントが続出しそうですが。
ちょっと真面目に。
せっかく日本に「納豆」があるのですから、
納豆を含めて発酵食品を犬にもっと積極的に利用すると良いと感じるのですが。
サプリメントだなんだと行っても、もう生物ではありません。
納豆抽出物のサプリメントとかもありますが、
生きた「納豆菌」が口で、腸で働いてくれることに意味がある。
あまり食事を噛まない犬にとって、
納豆菌が消化をしやすくしてくれた「納豆」を利用しない手は無いですね。
他のタンパクや炭水化物の消化を助けてくれる作用もあります。
(前述の日本ナットウキナーゼ協会記事参照)
まとめ
- 納豆菌は歯周病を改善(人間は実証済み
- 犬はこれからみんなで実証
- 生きている納豆菌を摂りましょう
- よく噛んで吐き戻しを・・・(オペレーションX
- 犬は噛まないのでドロドロにするひと工夫(口腔環境の改善を狙うなら)
次回は納豆の栄養組成と犬の栄養要求について、
考察してみましょうか。(未定
記事が面白かったよ!というときは、
下の方にある「B!ブックマーク」ボタンをポチッとして頂けると、
とても励みになります^^